面白かったです。元々記録映画とか好きな方だし。でもこの映画はコンサートのリハーサル映像が中心だって事なんで、あんまドキュメンタリーっぽく無かった。つかマイコーリハでも凄ぇ。でも観てると分かるんだけど、それでも流しギミなんだよね。あくまでリハーサル。本気で歌いそうになった時は、自分でセーブしてた。周りが「歌いたくなったら歌っちゃえば？」みたいな事言うんだけど、絶対にリハで咽を使うことを拒否した姿勢は凄いと思った。本当、一流のエンターティナーなんだな。
他に印象的だったのが、原曲のイメージを大切にしているってトコ。アレンジ入れたりとかは絶対しないのね。それでいて曲のテンポやイメージは変えてくる。何でかってぇと、観客の要求を適える為なんだよね。あくまでファンの為。徹底してるよこの人。所謂「大物」になると、アーティストぶってエンターティメント性を忘れちゃう人が多いのにね。
観てて一寸気になったのは、マイケルの着てたジャケット。凄いいかり肩なの。アレなんだったんだ？ｗ 後、その下に着てたポパイのシャツも気になった。ポパイ好きなんかね？
コンサートに使う予定だったＣＧムービーとかも紹介されてたんだけど…これはイマイチだったｗ Epic Gamesとかに以来した方が良かったんじゃないかね？それならやっぱＳＥＧＡかｗ
スリラーの映像とかもイマイチだったし。特殊メイクは凄いんだけど、見せ方がナンかイマイチだったのよ。でもパンプス履いたドレスのゾンビが見事に踊ってたのにはびっくりしたけど。流石プロのダンサーｗ
ダンスと言えば、やっぱマイコーが凄いです。俺、これ見る前まではもうマイケルって駄目になってたと思ってたのよ。つか死因も薬物中毒だったし、偶に出てきてた映像とかも妙に弱弱しかったりで、もうヨレヨレ状態だと思ってたんだが…全然そんなこと無い。凄い綺麗に動く。50歳だそうだけど、若いバックダンサーに全然負けてない。つか動きのキレで言ったらマイケルが一番だわｗ
不満点と言えば、ステージを右から撮ってたカメラマンのカメラワークが最悪だった。マイケルをカメラの中心に収めるんじゃ無く、始終右端に入れてた。確かに構図として格好良いんだけど、ピンポイントで使うとかのアクセントならまだしも、徹底して右端。或いは左端に入れてたの。しかも、そんな構図に凝る癖して手ぶれバリバリ。本当最悪だった。
後はマイケルがこのコンサートのテーマを「環境保護」にしょうとしてた事。何かチープなイメージビデオ作ってた。それがあまりにもステレオタイプなんで萎えた。
